先日、ジェマ・ウェールさんというイギリス人女性が、ちょっと恥ずかしい事件を起こして2週間牢獄生活を余儀なくされてしまったニュースが話題になっている。 オーストラリアでは週に5回、47時間の騒音が問題にそれは「セックス中の声がうるさすぎて近所迷惑になった」という前代未聞の事件。いや、実は2012年にもオーストラリアであるカップルが同じような事件を起こし、4,000オーストラリアドル(約38万円)の罰金を科されてしまったことがあるそうだ。 このオーストラリアのカップルの場合、セックスの頻度が週に5回、しかも所要時間が4?7時間とのことで、近所からの警察通報となってしまった。ただし、すぐに逮捕というのではなく警察から「緊急環境保護命令」なるものが出され、72時間騒音を出してはいけないという命令がくだされたのだったのだが……。カップルはこれを守れずというか我慢できず(?)、またセックスに挑んで、騒音で訴えられてしまったのだそうな。 爆音の音楽やケンカなど数々の問題今回のイギリス人女性の場合、彼女はどれだけうるさい音をたてたのかというと、セックス中の音だけでなく爆音でかける音楽や、ドアを激しく閉める音、雄叫び、ボーイフレンドとのケンカ騒ぎの騒音等々の問題が数々あったらしい。 で、肝心のあちらの騒音はというと、たったの10分間だけの騒音だったという。とはいえ、彼女の大声が聞こえてくるのは朝の5時! さすがにこの時間に叫ばれると近所の住人も大迷惑、ということで実刑の後押しをしたらしい。 騒音問題は万国共通実は筆者もヨーロッパ在住で、築100年のボロアパートに住んでいるので他人事とは思えない事件。我が家のアパートは、ねずみの額ほどの小さなものだというのに、真上にはなぜか4人も若者が同居しているので、その騒音たるやノイローゼになりそうなほどなのだ。 想像してほしい、4人の若者が土足で床を歩く音がひびきわたる感じを。4人もいると、一日中必ず誰かしら部屋にいるし、ひどいのは友人らを集めてしょっちゅうパーティーを開催することだ。雄叫びや爆音の音楽なんて日常茶飯事。いやはや、このニュースを見て笑ってしまうどころか、私はすっかり牢屋に入った彼女を訴えた近所の方に共感を覚える立場。 まさかそんなことで牢獄行き、なんて思う方もいるだろうが、次は日本で同じようなニュースが聞かれる可能性だってなくはない。皆さんも非常識な時間に彼と大騒ぎすると近所迷惑になること、そして通報だってされかねないので適切な時間に、適切な音量でお楽しみあれ。 |