6月1日の改正道路交通法施行で自転車への罰則が強化され、自転車の乗り方への関心が高まっています。保険ショップ「保険クリニック」の調査によれば、「自転車が怖い」と感じたことのある歩行者は67%とのことでした(以下、すべて保険クリニック調べ。20歳?60歳の男女を対象にWebアンケートにて調査。期間は2015年4月1日?4月3日で、サンプル数は500名)。 アンケートに回答した500人中281人が自転車を利用していましたが、そのうち「自転車に乗っていてヒヤリとした経験」がある人は76.5%で、車や歩行者と、あるいは自転車同士で接触しそうになった人が多いといいます。便利な自転車ですが、危険と隣り合わせということがうかがえる結果です。 今回の法改正を機に、自転車保険に入ろうと検討する人も多いのではないでしょうか。そこで「通勤・通学で自転車を使う人」「週末サイクリングを楽しむ人」「近所のおつかいに自転車を使う人」の3タイプにおすすめの保険をピックアップしました。 通勤・通学で自転車を使う人に通勤時間帯に会社や学校に急いで向かう人は、不慮の事故にも備えたいものです。賠償責任補償重視なら、賠償責任補償が最大2億円支払われるDeNAトラベルが展開する「自転車の責任保険」などがあります。子供向けの総合プランも用意されているため、自転車通勤・通学をしている家族で検討することもできそうです。 仕事が忙しくて保険の契約をしている時間がないという人には、セブン-イレブン店頭で加入ができる「三井住友海上」の「セブン-イレブンで入る自転車向け保険」のように、手軽に加入できる保険が便利かもしれません。 週末サイクリングを楽しむ人に週末にはサイクリングで遠出をするという人は、レジャー保険に加入するという方法もあります。例えば富士火災の「ネットでみんなの傷害保険 レジャー・スポーツプラン」なら、サイクリング以外にスキーやスノーボード、テニスなどにも適用されるため、趣味を幅広くカバーすることができそうです。 サイクリングをはじめ、本格的なアウトドアをしている人には、アウトドアスポーツ用品などを展開するモンベルによる「野外活動保険」もあります。モンベルグループのベルカディアが取扱代理店になり、富士火災海上保険が引受保険会社となっている保険です。自分のアウトドアスタイルに合わせてプランを選ぶことができます。 近所のおつかいに自転車を使う人に遠くには行かないけれど、毎日近所のおつかいで自転車に乗るという人の場合には、少ない保険料で生活のいろいろな場面を保証してくれる保険を選ぶのも良いかもしれません。 アメリカンホーム・ダイレクトの「ワンコイン保険」なら、月々500円で主にケガの入院・手術や不慮の事故による死亡・後遺障害に備えることができます。 また、機械系が苦手で自転車が故障すると途方に暮れてしまうという人は、ロードサービス付きの保険を選ぶ手も。例えば、au損害保険の「あ・う・て ケガの保険 Bycle」は、自転車ロードサービスを付帯サービスにしています。 事故を起こすリスクも、事故に巻き込まれるリスクもある自転車ですが、加害者になってしまった場合に備える個人賠償責任保険は、すでに加入中の保険に付加されている場合もあります。保険証書に記入されていたり、加入の有無が◯×で表示されていたりするので、確かめておくことも大切でしょう。 自転車保険は、保証内容や金額に様々な種類があります。言うまでもなく安全運転が一番ですが、備えあれば憂いなし。自分の自転車ライフに合わせて、保険を選んでおくことも必要かもしれません。 |