焼けつくような夏の盛り、日焼け防止アイテムとしてもおしゃれ小物としても大活躍するのが日傘です。そこで今回は、「“大人”になったら一本は欲しい普段使いの和柄日傘」をテーマに、とっておきの日傘ブランドをご紹介します。 京都発の乙女ブランド「koha*shop」イラストレーターやアパレルのコーディネーターなど、多岐にわたる分野で八面六臂の活躍をしている京都の乙女文化発信拠点「koha*shop」は、クリエイター・koha*さんのブランド。日本の季節の草花をモチーフとした、和洋折衷のユニークな柄が京都の捺染(なっせん)技術で描かれています。 「はくさいの雲」「すみれ咲く頃」など、それぞれの傘につけられている名前も実に風流で、四季折々の情趣を感じさせます。コットンでありながらさらさらとした手触り。外出が楽しみになること間違いなしの和柄日傘です。 反物から作られた趣ある「パラソラ」一本からオーダーメイド可能な日傘工房「パラソラ」。そこで作られている、反物を素材にした日傘が、これ。ゆかた生地や銘仙の着物地などがあり、たおやかな大人の女性にぴったりです。傘を開くだけで、「伝統的な日本の夏」を味わえる逸品です。シンプルな色合いで洋服にも合わせやすく、日常使いはもちろんのこと、お祭りやイベントでも映えます。 唯一無二の個性なら「DiCesare Designs」とにかく個性的でスタイリッシュな日傘を持ちたい!というおしゃれアラサー女子には、「DiCesare Designs」の日傘がおすすめ。カボチャや桜、マーガレットの花をモチーフにした風変わりなデザインは、人ごみの中でも目を引きます。ぷっくりした斬新なフォルムに、和柄がよく馴染む絶妙なバランスが魅力。 とりわけ気になるのが「カボチャ ジャルダン」。「女性の『秘める』美しさ」をテーマにイラストレーター兼デザイナーの服巻佳奈さんが手がけ、椿や蝶といった和モダンを思わせる艶やかな刺繍が施されています。「高嶺の花」を演出するにはぴったりの日傘かも。 伝統の染物技術が映える「nugoo」明治期以降、世界で日本でのみ培われてきた染色技術「注染(ちゅうせん)」。この伝統技術にこだわった手ぬぐいの他、傘、トートバッグなどを作り続けている鎌倉の「nugoo(拭う)」。「nugoo」の手掛ける日傘は、いかにも目利きらしい色合いの美しさが魅力です。 特に2016年の新色「ミント」は、惚れ惚れするような鮮やかさで、じりじりと肌を焼く炎天下でも、うきうきお出かけできそう。 “粋”を体現する「北斎グラフィック」今も昔も変わらず世界中から賞賛される“粋”の象徴・葛飾北斎。そんな北斎のごとく、「雨の日も、晴れの日も粋に品よく、恰好よく」をテーマにファッショナブルな傘を作り続けている「北斎グラフィック」というブランドがあります。 目にも鮮やかな和柄テキスタイルの傘が並ぶなか、「北斎グラフィック」の手掛ける日傘は、梅や菊など日本を代表する花々があしらわれた優美なもの。特に、咲き乱れる百合の花がデザインされた日傘はいかにもレトロモダンな雰囲気で、「歩く姿は百合の花」を体現するかのようです。 “大人”になったら持ちたい一本、見つかりましたか? |