人気フリーアナウンサーの高橋真麻。ネットでは「不細工」「あの顔でフジテレビのアナウンサーになれたのは親が高橋英樹だからだ」「コネ入社」と叩かれ続け、本人も雑誌でたびたびその件について言及。自らの顔を「トリッキー」とも表現している。だが、高橋真麻に会った人びとは口を揃えて言う。 「意外にキレイだったので驚いた」
「テレビでみるのと全然違う。普通に美人なんで驚いた。ヤフーの副社長と交際していたのも納得の顔だった。普段は『ブス』なんて言われないだろうし、『ブス』と叩かれて本人もびっくりだったのでは」
反対に、ライターという仕事をしていると、取材でタレントやアナウンサーに会って、「え?テレビでみるほどキレイじゃないな」とがっかりすることも多い。なぜ、そうなるのか。カメラ映りがいい顔、悪い顔があるのだ。 一般の人も写真や動画を撮ることが増えた中で、「どうして私はカメラ映りが悪いの?」と思う人も多いだろう。そこで「カメラ映りのいい、悪い」の謎について取材してみた。 中野美奈子や夏目三久、小泉進次郎はカメラ映りがいいまず、実際に「カメラ映りがいい著名人」について聞いてみた。テレビ局関係者が言う。 「私が会った中で最もカメラ映りがいいと思ったのは中野美奈子アナウンサーですね。実物も十分可愛いんですが、カメラを通すと魅力が増す。彼女はテレビの中で生きる人だと感じます」
また、夏目三久と同級生だったという女性が言う。 「テレビで見ても最初気づかなかったんですよ。だって全然違うんですもの。ちょっと意地悪な気持ちになって、整形したのかなと思って(笑)、昔の写真と比べたんですが、鼻も目も全く変わってないんですよ。カメラを通すとキレイになる人っているんだなーって痛感しました」
「小林麻耶と小林麻央の姉妹だと、妹の方が正統派の美人に見えます。ですが、実際はお姉さんの方がずっと華やかできれいなのだとか。海老蔵の贔屓筋も『麻央さんはいいお嫁さんだけど、普通の容姿だ』と言っているそうです」(週刊誌記者)
男性でもカメラ映りがいいセレブリティはいる。新聞社の政治記者たちが口を揃えるのが、小泉進次郎のカメラ映りの良さだ。 「実際に彼と接している僕らからみると、小柄でパッとしない青年なんですよ。でも、テレビに映ると映えるし、女性からキャーキャー言われてるのは不思議なんです」(全国紙記者)
カメラに映って映えることがセレブリティの条件なのかもしれない。 キー局と地方局のアナウンサーの違いはテレビ映り「いわゆる水商売の人たちって美男美女が多いですが、カメラを通すとダメなんですよ。ただ、それが彼らの強味にもなるようですよ。写真を見て期待してなかったのに、実際にものすごい美形だと客は感動するので」と言うのはカメラマンの田中あきらさん。田中さんは身内に女性アナウンサーがいる。 「ラジオや地方局のアナウンサーの中には絶世の美女も多いんですが、彼女たちは大抵テレビ映りが悪い。キー局と地方局のアナウンサーの違いはテレビ映りです。地方局のアナウンサーがフリーになって東京に進出しても、大抵は衛星放送の番組が多くなるのはそういう問題だと思います」(田中さん)
その違いはなんなのか。 「表情やポーズの作り方も重要ですが、やはり、天性のものですよ。実物はもっさりしたモデルがいたんですが、テスト撮りでモデルもカメラマンも適当なのに、完璧な写真が撮れてしまうってこともあります」(田中さん)
さて、この差は具体的にどんなところなのか。カメラマンたちに聞いてみた。まず、テレビのカメラマンは言う。 「カメラ映りが悪い人は顔にゆがみがあるんです。左右対称の顔がキレイにみえますね。ゆがみがあると、カメラマンもピントが絞れないんです」(テレビ局カメラマン)
「カメラは立体感がとらえにくいので、立体的な顔立ちのほうがいいですね。ハーフタレントが隆盛を極めていますが、彼らの武器はやはり高く細い鼻です。鼻筋が通っている人は写真写りがキレイです。AV女優さんの中にはカメラ映りだけを意識して整形を繰り返すので、立体的になりすぎて、素でみると怖い顔になっちゃっている人もいます。具体的に言うと、まず、鼻が高すぎて不自然だし、あと、涙袋を作るためにヒアルロン酸を入れすぎてしまってたり。確かにその顔をカメラで撮ると、可愛かったりするんですよ」(映像制作会社カメラマン)
「対面で会うときに人はまず相手の目を見ます。ですから、目がキレイだと美しく見えますよ。高橋真麻さんも目が大きくてキレイでしょう。ですが、カメラを通すと、全体がフラットに見えるので、欠点があると目立ってしまうんです」(テレビ局カメラマン)
自分のキメ表情を知ることも重要では、カメラ映りが悪いと悩む人たちはどうすればいいのだろうか。 「やっぱり練習はあると思いますよ。写真を撮られ慣れている若い子たちは自分が可愛く見える表情やポーズを知り尽くしています。普段から鏡を見たり、自分で写真を撮ってみて、自分のキメ表情を知ることも重要です」(田中さん)
「欠点を隠すのも重要ですね。高橋真麻さんはテレビで見ていて、もう少し顎を引いてもいいかなって思います。そうすると、鼻の穴が目立たなくなるので。眉間の皺があるなら髪で隠せばいいし、鼻筋を通すためにハイライトを入れることも有効ですね。あと、斜めを見る場合は顔の輪郭がキレイなほうを後ろにするのが大切です」(田中さん)
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