「お金が大好き!」と言った瞬間、あなたはお金に愛される――というインパクトのあるメッセージで話題を集めている本、『なぜかお金を引き寄せる女性 39のルール』の著者であるワタナベ薫さんに、この本を書いたきっかけ、自身の成功した理由などをお伺いしました。 お金に対する意識を変えるだけで、お金に愛される――この本を書いたきっかけを教えてください。 ワタナベ薫さん(以下、ワタナベ):日本では、お金が好きというのはタブーみたいな風潮がありますけど、やっぱりお金ってとても大事なものだし、お金を持っているって幸せなことだと思いませんか? 自分の気持ちに正直になってお金に対する意識を変えるだけで、お金に愛されるという法則に気づいたんです。 私はもともとお金があったわけではなく、貧乏だったんですよね。その貧乏な状態から今のお金を好きなときに存分に使える生活ができるところまで成功したので、その成功の法則や、お金に愛されるようになるために必要なことをぜひみなさんに伝えたいと思い本にしました。 ――若いうちは貧乏だったということですが、どのような生活をされていたのですか? ワタナベ:正社員になったことがなく、自由人のような生活をしていました。ですから当然お金はなく、20代は月10万円程度、30代になっても月15万円で生活していました。毎日家計簿とにらめっこしていましたよ。本にも書きましたが、執着のある節約は逆にどんどん貧乏になっていくんですよね。貧乏時代の私はまさにそんな感じでした。これは数百円を必死に節約するというセルフイメージができてしまい、小さなお金の奴隷になってしまうからなんです。 必要なお金までケチると入るお金も入ってこない――私を含め、小さなお金の奴隷になってしまっている人は多いと思います。その生活から抜け出すにはどうすればいいんでしょうか? ワタナベ:それがまさに私がこの本でみなさんに伝えたいことです。節約はもちろんいいことですが、自分に必要なお金までケチってしまっていては入るお金も入ってきません。「出すから入る」というのは自然の摂理です。まずは、自分のステップアップに必要な資格をとるお金や、誰かにプレゼントやごちそうをするために遣うお金などは気前よく出すようにするようにしてみるだけでだいぶかわってくるかと思いますよ。お金に好かれるためにはまずお金を使わないと! あとは、お金に対してプラス感情にすることもとても大切です。何か買い物したときに「あ〜、また買っちゃった」などと後悔した経験はありませんか? 喜びのために買い物したのにこれでは逆効果! 「私が買い物で支払ったお金は、商品をつくった人、商品を配送した人、商品を販売した人みんなの給料になっていくんだ、それに私が貢献したんだ」と豊かな気持ちでいることが大切です。罪悪感はお金の流れにブレーキをかけてしまうくせもの。お金を使うこと、逆にお金をもらうことや稼ぐことに関しても罪悪感はキッパリ捨てましょう。 求められている以上の仕事をすればお金を引き寄せる――本で紹介されている39のルールはどれも心に響くものばかりでした。この中で一番大切なものを教えていただけますか? ワタナベ:「お金は自分のエネルギー分しか入ってこない」ということです。キツイ言い方になってしまうかもしれませんが、「会社員で給料も決まってるからお金持ちになるなんて無理」そう考えている人には今の給与分の価値しかないということになります。会社員の人だって、求められている以上の仕事をすれば役職がついて給与があがることもありますし、ヘッドハンティングされてもっと条件のいい会社に転職できることだってあります。求められている以上の仕事をした時にお金のステージもどんどん上がっていきます。今いる環境に文句を言うことは簡単ですが、その環境にエネルギーを注ぎ仕事を楽しむことがお金を引き寄せるためにはとっても大切なんですよ。
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