みんなが憧れる会社に勤め、いいお給料を得て、責任ある仕事を任されているのに、毎日仕事に追われていると、何の為に仕事をしているのか、自分がどこに向かっているのかわからなくなってしまい、仕事をやめて、人生さまよってしまう……。そういう女性は“ザ・燃え尽き症候群”。 映画『サンバ』に登場するヒロインのアリス(シャルロット・ゲンズブール)は、まさにその燃え尽き症候群です。エリートとしていい会社に勤めて頑張って仕事をしてきたけど、ある日、仕事をするためだけの人生なのか、このまま我慢し続けないといけないのかと悩みを抱え、そこから出られなくなってしまいます。 恋愛も仕事も遊びもやる気なし……なんて、人生もったいない! でもこういう燃え尽き症候群の女性、多いかも……と思い、チェックシートを作ってみました。 恵まれているのに幸福じゃない理由いい会社に勤め、家族とも問題はなく、仕事も忙しく充実しているはずなのに、やる気が出ない、毎日楽しくない、生きているのが苦痛……。そんな「燃え尽き症候群」の危険度をチェックしてみましょう。チェックシートで7個以上イエスだった人は要注意! 1:学生時代、優等生だった。 2:進学はエスカレーター式にトントン拍子。 3:家族は子供への理解がある方だと思う。 4:理想は高い。 5:希望する職業についている 6:大きな挫折の経験はない。 7:身に着ける者は比較的、高級なブランド物だ。 8:友だちも恋人も自分に似た環境で育った人ばかり。 9:仕事が忙し過ぎて私生活を楽しむ暇がない。 10:自分に自信がない。 燃え尽き症候群から始まる人生幼い頃から優等生で、挫折を知らずにスクスク育ち、希望の学校、希望の会社に進んだけれど、その先の目標を見失ってやる気を失ったり、「あんなに頑張ってきたのに、自分が求めていたのはこの世界なのか」と理想と現実の違いに心折れてしまうことはありそうです。エリート育ちの人ほど、理想が高く、周囲も優秀なエリートばかりで、意外と視野が狭いものです。またドン底を知らないから、這い上がっていく根性パワーが少ないのかも。 理想の会社に入れたことで燃え尽きたり、肩書きがよくなっていき「これ以上何を求めれば」と燃え尽きたり……。燃え尽き症候群にもいろいろあるでしょう。でもひとつだけ共通に言えることは、燃え尽き症候群になり、やる気を失ってしまったときが人生のチャンスだと言うことです。 あなたは燃え尽きて灰になり、そこからまた再生を目指すという目標を得たのです。映画『サンバ』のアリスだって、セネガルからの移民のサンバと出会って、必死に生きる道を模索している彼を見て「生」を感じます。そして共に歩むことで人生を前向きにとらえるようになるのです。 チェックシートで「10個当てはまっちゃったんですけど!」ということがあっても無問題。そこからが再スタートです。もともと「できるオンナ」なのですから、新たな出会いを求め、人間関係を広げることから始めましょう。アリスのように、今まであまりお近づきにならなかった人とも積極的にコミュニケーション。思いがけない出来事に遭遇し、人生がキラキラと輝く日が来るかもしれませんよ。 |