結婚はするもの、プロポーズは男性からするもの、そういう常識は、日本にもまだまだありますが、それも本当は社会的にそう思われているだけであって、結婚しなくたって、女性からプロポーズするのだって個人の選択の自由です。 でもイギリスやアメリカでは、いまだに根強く「プロポーズは男性からするもの」かつ「指輪をひざまずいて渡し、プロポーズをする」というスタイルが浸透しているようなのです。 お値段は199.99ドル(約2万円)、半額でレンタルも「プロポーズの瞬間を記録に残すことはできないか?」 そう考えたアメリカのエンジニアが友人たちと発明した、ある面白いグッズが話題になっています。その名も「Ring Cam」。指輪ケースに小さなカメラがとりつけられており、ボタンを押しさえすればプロポーズする瞬間を撮影することができるというもの。 アメリカのニュース番組「FOX17」では、「人生の最高の瞬間を残せる素晴らしい商品」と絶賛し、実際にプロポーズされたばかりで、巨大ダイヤモンドの指輪をはめた女性アンカーが「全ての女性が喜ぶはず!」とこの商品を紹介しています。 このカメラ付きリングケースのお値段は、199.99ドル(約2万円)、この半分程の金額でレンタルも可能で、レンタルとビデオ編集がセットになったサービスも用意されているのです。同社のサイトには、実際に撮影されたプロポーズの瞬間の映像がアップされています。 アメリカでは「婚約指輪」と「結婚指輪」の重ねづけで“既婚”をアピールこの発明が商品化されたキッカケというのが、エンジニア仲間の1人が実際にプロポーズを計画中、どうやったら彼女に気づかれないように映像を撮れるだろうか、と考えたことが始まりだそう。 開発者の1人Fyfeさんは商品の売れ行きについてこう語っています。 「素晴らしいことに、大変なほど売れているんです!」 日本でも人気商品になるかは未知ですが、アメリカで売れるのはよくわかります。というのも、筆者がニューヨークに住んでいたとき、既婚者の女性たちは「婚約指輪」と「結婚指輪」のダブルづけをしている女性をよく見かけたからです。 しかも、それらはシンプルなデザインというより、二つ重ねづけすることで「私は結婚しているのよ!」という信号を発するかのような堂々とした存在感を表すものばかりでした。 つまり、それだけアメリカで指輪はとても大切なものだと思っている人が多いということでしょう。ならば、プロポーズの瞬間も残しておきたいと思うのは当然でしょう。 でもこの商品、ゆくゆく浮気調査に応用できそうだなと気がついてしまったのは私だけでしょうか……。 |