社会人5、6年目以降のアラサーから30代の女性の間で、密かに人気の社会人海外留学。第二回目では、留学で仕事を休む際の注意点をお伝えしました。 仕事を休める期間にメドがついたら、次は国選びです。でも、一体どの国を選べばいいの? 今回は、海外留学のEF(イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン)のマーケティングディレクターの伊丹麻衣子(いたみ・まいこ)さんに伺ったアドバイスをもとに、留学経験のある筆者が社会人留学の「国選び」のコツを教えます。 学校はどうやって選ぶ?伊丹さんによると、「アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アイルランド、マルタ共和国など、英語が母国語の国がやはり定番の人気です。最近は、フィリピンも注目され始めています」とのこと。 3ヵ月までの短期であれば自分の行きたかった国で英語を学ぶのが入りやすいでしょう。ネイティブから発音を学びたいという人には、やはり英語が母国語の国がベスト。 とはいってもアメリカとイギリスでは発音にだいぶ違いがあるので、気になる人は、どちらが自分に向いているか、しっかりリサーチをしてから選びましょう。 IT企業ならアメリカ西海岸が人気長期であれば、やはりアートやアクティビティにあふれる都市を選ぶのもコツ。留学の合間に文化に触れ、刺激を受けながらさらに英語をブラッシュアップしたいですね。 また、自分のキャリアにあわせてIT企業やスタートアップの多いアメリカ西海岸を選ぶ方や、アートを求めてロンドンやニューヨークで留学生活を満喫される方も多いようです。 10代の頃の進路選択に比べると、より幅広い視野を持って選べるのが社会人留学の一つの特徴かもしれません。 親に扶養されていた頃は、家庭の経済状況や現実的な移動距離をふまえた上で学校選びをするのが通常です。でも社会人として自分で生計を立てられる身であれば、純粋に好きな分野を目指すことができる。より身軽に行き先を選べる人も多いのではないかと思います。 人生に素直に向き合うきっかけを与えるてくれる社会人留学。具体的に調べ始めた時点から、生き方に何かしらポジティブな変化をもたらしているのかもしれません。 次回は、留学に対する目的意識について取り上げます。
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