「日本橋 兜町・茅場町アートプロジェクト」の一環として、2017年1月28日(土)から体験型エキシビジョン「見て食べる体験型デジタルアート『食神さまの不思議なレストラン』展」が開催されます。 ただ見るだけでなく「見る」「触る」「聞く」「嗅ぐ」「食べる」と五感で体感する新感覚の展覧会。稲から米へ、米から和食へと変化していく過程など、普段目にすることのない神秘的で不思議な和食の世界を体感できるイベントです。 キツネに化かされて神々の住む森へと迷いこんだ来場者は、神様のレストランを目指す途中で和食の魅力を体験していく……「古事記」をエッセンスにしたというストーリーを聞くだけでも、ワクワクしませんか? そして、デジタルアートを担当するのが、カナダ・モントリオールを拠点とするマルチメディア・エンターテイメント・スタジオ「モーメント・ファクトリー」。実は、すごいアート集団なんです。 世界屈指のデジタルアート集団「モーメント・ファクトリー」「We Do It In Public(私たちはそこにある場所・環境で実行する)」という理念に基づき、世界各地の公共スペースなどで映像、照明、建築、音響、そして特殊効果を駆使した体験型イベントを手がけています。 シルク・ドゥ・ソレイユやディズニーのほか、マドンナをはじめとする海外の一流アーティストの演出などを手がけていることからも、その技術力の高さがうかがえます。スペインにあるサグラダ・ファミリアのプロジェクション・マッピングでは、偉大な建築家ガウディのスケッチからインスパイアされた映像を鮮やかに映し出し、世界中から訪れた人々を魅了しました。 また2014年には、カナダ・ケベック州にある国立公園、パルク・デ・ラ・ゴージテ・コアテクック(国立公園)の森の中を歩くプロジェクト「Foresta Lumina」を発表しました。このプロジェクトは、夜の森をさまざまな光と音が彩り、訪れた人々を不思議の森へと誘うというもの。 色とりどりに輝く草花や、しゃべる樹木に出会える魔法のような場所を、実際に歩いて、触れて、感じることができます。どこかにおばけもいるそうですよ。まるで、小さな頃に見た夢や絵本の世界がそのまま現実に現れたようです。 そんな彼らが、日本で初めて手がけるイベントが「食神さまの不思議なレストラン」展。光と音と映像で描かれる神々の住む森、ぜひとも歩いてみたいですよね。 最後に辿り着くレストランでは、中東久人氏、村田吉弘氏、ジョエル・ロブション氏など、日本と世界の一流料理人監修による和食を実際に味わえます。 いったいどんな世界を見せてくれるのか、今から開催が楽しみです。 |