毎日蒸し暑い日が続きますが、この時期気になるのがワキの汗。服に汗ジミができるし、汗をかいた後のニオイも悩ましいもの……。汗は「かくな」といわれてかかずにいられるものではありませんが、最新の施術法ならワキ汗そのものをほとんどゼロにできるとか。そこで、最新のワキ汗対策について、ペルラクリニック神宮前の本田淳院長に話を聞きました。 従来のワキ汗の根本的な対策は外科手術とボトックス 本田淳院長 汗を抑える手段として最も手軽なのは制汗剤やデオドラント剤。スプレーやロールタイプのものなどさまざまなタイプのものがありますが、制汗、殺菌、消臭成分が配合されていて汗やニオイを抑えます。数年前、NHKの有働由美子アナウンサーが朝の生番組で、ワキ汗をかいて汗ジミが服にでき、視聴者から見苦しいとクレームが届いた「有働ワキ汗事件」がありましたが、それをきっかけに、最近は制汗剤の開発が進み、より効果の高い商品が売れているようです。 ただ、本田院長によると、これらはあくまで1日から数日間の汗をしのぐもの。制汗剤のようなその場しのぎではなく、汗とニオイを根本的になんとかしたい場合は、従来「外科手術」と「ボツリヌス毒素製剤注射」(商品名:ボトックス)の2つの方法のみでした。しかし、外科手術はいわば「ワキの裏の汗やニオイを出す汗腺を削ぐ」ものであり、1〜2週間のダウンタイムが必要。ワキ汗やニオイのためにメスを入れて長期間会社や学校を休むのはなかなか難しいもの。一方、ボツリヌス毒素製剤注射は手軽でダウンタイムが短いのが魅力ですが、効果に永続性がないので半年程度の間隔で打ち続ける必要があるし、そのたびに何十回もワキに針を刺すので痛みに耐えるのも大変です。 マイクロ波をワキに照射するだけで切らないミラドライそこで、新しいワキ汗とニオイ対策として注目されているのが「ミラドライ」という施術。電子レンジにも使われているマイクロ波をワキに照射するだけの、切らない施術です。 ミラドライ 「私たち医師が機器を導入する時、FDA(アメリカ食品医薬品局。日本の厚生労働省にあたる組織)の承認を受けているかどうかがひとつの基準となりますが、ミラドライは当局からワキ汗専用の医療機器として承認を受けています。基本的に1回の照射で手術と同等の効果が半永久的に続くことが特徴です。痛いのは最初の麻酔のときだけで、2時間ほど施術にお時間をいただいていますが、途中で眠ってしまう方が多いですね。施術後も手術に比べればはるかに楽でトラブルもほぼありません」(本田院長) なるほど、照射だけで効果が半永久的というのは画期的! 実際、施術を受けた方からは「夏でも洋服の色を気にせず着たい服を着られるようになった」「ニオイが気にならなくなったので自信がついた」などの声が寄せられているそうです。 「実はワキ汗専用の機器としてFDAの承認があるのは、現時点ではミラドライだけなんです。高周波や超音波をワキに照射する他の機器もありますが、これらはお顔の若返りの施術に使われているものをワキ汗やニオイの治療に転用しています。ワキ汗やニオイの治療を考えている方は、ぜひいくつかのクリニックを回って、カウンセリングを受けてみてください。比較の上で、納得のいく決断をしていただければと思います」(本田院長) ちなみにミラドライは、完全な「脱毛」まではいかないものの、ある程度ワキ毛が減る「減毛」効果もあるのだそう。ワキ汗や汗のニオイが気になる方は、気軽にクリニックのカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか? この夏からはワキ汗やニオイにサヨナラしてストレスフリーで過ごしましょう。 ミラドライ導入クリニック |