日本の「ラブドール」が驚くべき進化を遂げていることをご存じだろうか。今やまるで本物の人間のようなリアルな質感や表情を持っており、好みのサイズやルックスをオーダーすることも可能。リリー・フランキーやみうらじゅんは、高額のラブドールを所有していることで知られており、特に、リリー・フランキーは“恋人”と称して一緒にテレビ出演したことでも話題になった。また、ラブドールメーカーのオリエント工業は、画廊で定期的に展覧会を開くなど、その芸術性も高く評価されている。 そんなラブドールになりたいと、約500万円をかけて美容整形した女性が海外で話題になっている。 530万円の資金は実業家の恋人が援助これまでも、「バービー人形みたいになりたい」とか、「フランス人形になりたい」と言って、整形を繰り返す女性がメディアで紹介されてきたが、彼女はなんと“ラブドール”になりたいのだという。 フランスのカンヌに住むラトビア人のモデル、ビクトリア・ワイルドさんは現在30歳。10代のころから、自分のルックスが嫌いで、Aカップの胸にコンプレックスを抱いていたという。そして、大きな胸と分厚い唇のラブドールに憧れていたそうだ。 20歳の時にモデルの仕事を始め、美容整形を意識して貯金を始めたが、25歳のときに実業家の恋人に出会った。彼に整形の資金を援助してもらい、これまでにおよそ530万円を費やしたという。 最初は3年前、ハンガリーで3度の豊胸手術を約440万円で受け、サイズを32G(日本でいうI70)にアップ。その後、鼻の整形に約53万円、唇に約35万円かけている。 理想は「頭がからっぽでセクシーな美人」ビクトリアさんの理想は、“知性の感じられないセクシーな美人”で、恋人もまた、そういう女性が好みなのだという。 「通りを歩くと人々が私を見て、男性は必ず私に憧れます。彼も私が注目されることをとても誇りに思っています」と語り、歩く様子をYouTubeにアップしている。 彼女のことを紹介したある記事は、9万件以上シェアされ、1,000件以上のコメントが付いているが、批判的なものが多い。 ・かわいそう! 前のほうが可愛かったのに ・気持ち悪い ・恐ろしい。美しさを通り越して、奇妙でグロテスクになってる ・男の人が憧れるなんてとんでもない! ・きっと内面は寂しい人なんだろう。泣きたくなってくる 「今、私は幸せでとても自信を持っています」日本では、整形に対しては否定的な見方が強い。女性には美しさを求める傾向が圧倒的で、女性誌には美容整形の広告が大量に入っているにも関わらず、芸能人の誰が整形したと吊るし上げのように報じられることもある。また、ビクトリアさんのように整形を繰り返す女性に対しては、批判が集中することが多い。 しかし、ビクトリアさんは、次のように語っている。 「今、私はこれまでよりも幸せでとても自信を持っています」 実際、整形によってセクシーなモデルの仕事を得ることができたそうだ。彼女のツイッターでは、現在の活躍ぶりと整形前の写真を見ることができる。
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