今度過少月経、過短月経、過多月経と過長月経について簡単に説明します。
●過少月経
過少月経は出血量が極めて少なく、茶色のおりもの程度の月経血しか出ない。生理期間も1日、2日と極端に短くなることが多い。
過少月経の原因として、子宮の発育不全やホルモンの分泌異常、無排卵などがあげられる。
●過短月経
ふつう、正常な生理期間は3日〜7日といわれている。ところが「過短月経」の場合、1日、2日で終わってしまい、日数が短いので、 出血量も少ないことが多い。
まだ、過短月経は不妊症の原因となる無排卵性月経の可能性がある他、器質的な病気がもとになっていることも考えられる。
●過多月経
過多月経は明確な定義はないが、多量に出血する日が3日以上続く、レバーのような固まりがいくつも出る、貧血をおこしてしまうほど出血量が多いといった症状。
過多月経はホルモンの分泌異常など機能性の原因と、子宮筋腫や子宮内膜症といった器質性の原因があり、薬や手術で治すことが可能。
●過長月経
過長月経は8日以上生理が続くもの。
過長月経の出血量が多い場合は過多月経を併発している可能性があり、少量の出血が10日以上続く場合は無排卵性月経の可能性が考えられる。
※無排卵性月経はたいてい周期が不順である。 |